イチゴ、ぶどう、梨、みかん、はたまたキウイフルーツ…。 八女は福岡県下有数の“フルーツどころ”なのはご存知ですか?
温暖な気候と豊かな清流に育まれた肥沃な土壌からは、 四季を通して多種多様の果物が次々と生まれています。
全国的な人気を誇るブランドいちご「あまおう」の主要産地でもある八女。
数々の美しい果物を生む背景には、八女の豊かな自然環境はもちろん、 生産の最前線を担う作り手たちの長年で培った高い栽培技術が欠かせません。
言うなれば、八女フルーツの一つひとつに、生産者の思いとストーリーが詰まっている。
毎日の食卓に、心躍るデザートタイムに、時には誰かへの贈りものに。 フルーツは、生活のあらゆるシーンに華を添える名脇役。
さあ、あなたの目の前にある、八女生まれのフルーツたちに
少しだけ思いを馳せてみませんか。
八女市が誇るブランドフルーツ。その秘密に迫ります。
-
「あまおう農家」 牛嶋優樹さん・聖子さん
-
「シャインマスカット農家」 日巻卓哉さん
-
「ホピポラ農園」 長島央明さん・憂紀さん
年間を通して季節を彩る八女産フルーツたちをご紹介。
-
ジューシーな果肉がもたらす透き通るようなみずみずしさ
八女フルーツの代表格といえる梨は、品質・味とも屈指の人気を誇ります。なかでも「豊水」や早生種「幸水」は主力品種。一玉の中に別格のシャリ感とみずみずしさが詰まっています。「豊水」の果肉は果汁が多く、他と比べても糖度が高いのが特徴。一方「幸水」は果皮が黄色味を帯び、果肉の歯触りが優しく、程よい酸味を感じられる梨です。西日本有数の産地として、高い品質を維持していくためには、八女の豊かな自然環境が欠かせません。生産地域 八女市、筑後市、広川町 品種 幸水、豊水、新興、王秋(おうしゅう)、愛宕 旬 幸水 7月上旬〜8月中旬 豊水 8月中旬〜9月上旬 新興 10月上旬〜10月中旬 王秋 10月上旬〜10月下旬 愛宕 11月中旬〜12月上旬 年間出荷量 幸水 1,900t 豊水 1,028t 新興 66t 王秋 10t 愛宕 6t -
豊富な栄養分とともにみずみずしい食感を楽しむ
八女で育つぶどう「巨峰」。その丸々とした果実には、弾力ある独特の食感、みずみずしい甘味が共存しています。温暖な気候と美しい清流を利用したハウス栽培を中心に、丁寧な土壌づくりをすることで高い栄養分をもっている点も八女産「巨峰」の特微です。さらに、昨今の皮ごと食せるフルーツ人気の高まりとともに「種なし巨峰」や「シャインマスカット」の存在感も増しています。どれも果肉のしまり具合や果汁の多さは抜群です。生産地域 八女市、筑後市、広川町 品種 巨峰、種なし巨峰、博多ピオーネ、デラウェア、シャインマスカット 旬 巨峰 5月〜7月(ハウス)、月〜9月(トンネル) 種なし巨峰 6月〜7月(ハウス)、7月〜9月(トンネル) 博多ピオーネ 6月〜7月(ハウス)、8月〜9月(トンネル) デラウェア 5月〜6月(ハウス)、8月(トンネル) シャインマスカット 7月〜8月(ハウス)、8月〜9月(トンネル) 年間出荷量 巨峰 839.9t 種なし巨峰 727.5t 博多ピオーネ 323.7t デラウェア 99.5t シャインマスカット 32.3t -
品種ごとに異なる酸味と甘みの絶妙な調和
八女のみかん栽培地域は広範囲に及び、標高100〜300mの高低差を利用して様々な品種が栽培されています。概ね7月の温室みかんに始まり、9月出荷の極早生みかん、3月出荷の貯蔵みかんと続きます。シーズン定番の早生みかんは、濃厚な味わいを楽しめる品種。また、早生みかんと普通種の間の「いしじ」は、まろやかな糖度と早生の食感を併せもちます。12月からは「こたつでみかん」でお馴染みの小ぶりの普通種や重量感のある高糖種が流通します。生産地域 八女市、広川町 品種 極早生、北原早生、宮川早生、いしじ、青島 旬 極早生 9月中旬〜10月下旬 北原早生 10月中旬〜11月上旬 宮川早生 11月上旬〜12月上旬 いしじ 12月上旬〜12月下旬 青島 1月上旬〜4月上旬 年間出荷量 極早生 3,000t 北原早生 200t 宮川早生 2,500t いしじ 500t 青島 3,500t -
ビタミンCを多く含んだまろやかな甘みも好評
八女地域の中山間地を中心に栽培される柿は、寒暖差を利用したしっかりとした果肉が特徴。大きく鮮やかな橙色が艶めく「富有柿(ふゆうがき)」を筆頭に、やや小ぶりでさっぱりとした西村早生(にしむらわせ)、日持ちに優れる早秋、果汁が多く糖度の高い太秋(たいしゅう)などバラエティに富んだラインナップも自慢です。柿はビタミンCを多く含み、美容と健康にも効果的。冬場の代表的なフルーツとして贈答にも喜ばれます。生産地域 八女市、広川町 品種 西村早生(にしむらわせ)、早秋、太秋(たいしゅう)、富有(ふゆう) 旬 西村早生 9月下旬〜10月上旬 早秋 10月上旬〜10月中旬 太秋 10月中旬〜10月下旬 富有 10月下旬〜12月上旬 年間出荷量 西村早生 5t 早秋 1t 太秋 0.3t 富有 106t -
一粒一房を大事に育てた他にはないリッチな味わい
老若男女に愛される八女産のキウイは、実の柔らかさと爽やかな甘味を堪能できます。なかでも「レインボーレッド」はトロピカルフルーツを連想する赤い果肉色をもち、程よい酸味を楽しめます。また、古くからある品種「ヘイワード」はタンパク質分解酵素をもち、食物繊維も豊富な点から、お通じのサポートにも。市場では「博多完熟娘」(はかたうれっこ)の名でも知られています。品種ごとの個性を味わえるのもキウイならではの楽しさです。生産地域 八女市、広川町 品種 レインボーレッド、ヘイワード 旬 レインボーレッド 10月上旬〜11月上旬 ヘイワード 11月下旬〜4月上旬 年間出荷量 レインボーレッド 500t ヘイワード 4,000t -
食物繊維やリンゴ酸など体の調子を整える成分も豊富
すももは盛夏の果実として知られるさっぱりとした風味をもつバラ科の植物。果肉に含まれる酸味はリンゴ酸やクエン酸。疲労回復の効果もあると言われています。主な品種は早生種の「大石早生」(おおいしわせ)、皮が青く果肉が赤い「ソルダム」、深紅の皮をもつ「太陽」、桃と同じほどの大きさがある「サンタローザ」、「貴陽」などがあります。秋口に採れる品種を除き、6月から8月にかけて旬を迎えます。生産地域 八女市 品種 大石早生(おおいしわせ)、サンタローザ、ソルダム、貴陽、太陽 旬 大石早生 5月下旬〜6月下旬 サンタローザ 6月下旬〜7月上旬 ソルダム 6月下旬〜7月中旬 貴陽 7月上旬〜7月下旬 太陽 8月上旬〜 8月下旬 年間出荷量 大石早生 73t サンタローザ 4t ソルダム 32t 貴陽 13t 太陽 17t -
柔らかな果肉から溢れ出す上品で豊潤な至福の甘み
品質と味にとことんこだわった八女産の桃。ハウス栽培の品種は紅色の外見と桃特有の香りが魅力です。一方、ロジ栽培では、太陽の光を十分に浴びた柔らかな果肉をもつ品種を豊富に生産しています。年間を通して食べられる桃ですが、旬は夏場。八女産の多汁質な桃が喉の渇きを優しく潤します。また、桃には果糖や食物繊維も多く含まれているため疲労回復や整腸にも効果的。桃の砂糖煮やコンポートなど、アレンジして食べる楽しみも。生産地域 八女市(黒木町、立花町)、広川町、筑後 品種 日川白鳳(ひかわはくほう)、加納岩白桃(かのういわはくとう)、あかつき 旬 日川白鳳 5月〜6月(ハウス)、6月〜7月(ロジ) 加納岩白桃 6月(ハウス)、6月〜7月(ロジ) あかつき 7月(ロジ) 年間出荷量 日川白鳳 150t 加納岩白桃 30t あかつき 20t -
まるごとガブリ!高い甘味がクセになる
古代から世界中で食されてきた歴史をもつイチジク。神話『アダムとイブ』に登場する“禁断の果実”も、実はイチジクを指すと言われています。桝井ドーフィンに代表される国内流通品種のイチジクのなかで、福岡県発祥の「とよみつひめ」の最大の魅力はその甘さ。平均糖度は17度以上と強い甘みが特微ながら、後味はさっぱりとしている点も人気の秘密。また、皮が薄いためそのまま食べてもOK。8月の下旬から10月いっぱいが食べごろです。生産地域 八女市、筑後市、広川町 品種 とよみつひめ、桝井ドーフィン 旬 とよみつひめ 7月下旬〜11月 桝井ドーフィン 8月中旬〜11月 年間出荷量 とよみつひめ 40t 桝井ドーフィン 20t
市場調査から見える、八女とフルーツの評価
-
フルーツ購入者・喫食者の属性
フルーツを購入する際に重視する点は年代によって様々です。例えば、50代では「国産」「地元産」といった産地を重視する傾向があります。 フルーツを購入する理由・フルーツへの価値観もまた年代によって違った意見を聞くことができます。-
0代
-
0代
-
0代
-
-
八女市の特産品の評価
データから見える、八女市の特産品の可能性。-
認知度が高い
-
1位お茶0%
-
2位いちご0%
-
3位みかん0%
-
-
購入した事がある
-
1位お茶0%
-
2位いちご0%
-
3位みかん0%
-
-
購入してみたい
-
1位お茶0%
-
2位いちご0%
-
3位ぶどう0%
-
-
-
八女市近郊のフルーツ直売店
八女市近郊のフルーツ直売店の利用経験率-
道の駅「たちばな」
0% -
よらん野
0% -
どろや
0%
八女市近郊のフルーツ直売店の来訪意向-
年代別の見る来訪意向
-
20代
-
30代
-
40代
-
50代
-
60代
-
-
来訪理由
- その土地の食材を買いたい
- その土地の食材を味わいた
-
-
八女産フルーツのこれから
八女市が誇るブランドフルーツを広く認知させていくために必要な取り組み-
イチゴ
「あまおう」の品質は絶対的な信頼。出荷量も、県内他JAに比べてトップレベルである。テストマーケティングで実施した「あまおうフェア」は開始早々に反響があり、女性客に特に好評。福岡県人の「あまおう」への愛着を活用するアイデアが重要。 -
キウイ
キウイへの期待はどの関係者も大きく、八女の今後のフルーツ市場を牽引する存在として認知。 ファクトとして、「県内の給食キウイは八女産である」「追熟技術」など、ブランド力を広めるためのポテンシャルは十分。キウイ活用は重要な検討事項。 -
ブドウ
八女にぶどうのイメージが無いのは、ハウス栽培がメインである部分。うきはみたいに路面栽培ではないので、街を訪れた人達に対して視覚的な訴求が難しい。黒木の巨峰についてはバイヤー、飲食店が高く評価。プロが唸るフルーツとして、対外的な発信は必要不可欠。
-